2007年09月16日

題詠、少し寄り道しましょうか

「068:杉」に書き込みいただいたPさんの言葉を読んで、                               
少し寄り道をしてみたくなりました。

風の盆で知られている越中八尾に、吉井勇の歌碑があります。

旅籠屋の古看板に吹雪して飛騨街道をゆく人もなし 吉井勇
kahi.jpg
M旅館といふ古くからある宿の前にこぢんまりと立つてゐます。
彼の歌としては特に優れたものではないのですが、
この場所の雰囲気によく合つてゐるのでJoeの好きな歌です。
冬の飛騨街道の寒さが身にしみる感じがしますね。



「068:杉」で詠んだのはこの辺りのこと。
あきらかに吉井勇の歌を意識して下敷きにしてゐまして、
ま、これは本歌取りの部類ですね。

新しき杉玉吊られ雪まがふ飛騨街道の風に吹かるる  Joe

飛騨街道は中仙道の美濃・中津川の宿から分れて、
飛騨高山そして越中へと抜ける街道です。
ほぼ今の国道41号線や高山線に沿ふやうについてゐます
旧街道は富山に至る少し手前で、おわらの町八尾を通ります。

                                                            sugidama.jpg
この坂の町の造酒屋は現在三軒ありますが、            
いずれも風の盆にちなんだ名前の酒を造つてゐます。
軟らかなよい水を得て、すつきりした美味しいお酒ですよ。

新酒が出ますと写真右上のやうな青い杉玉が軒下に吊り下げられます。


posted by 素浪人Joe at 00:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 題詠100首2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良い風景ですね、奈良井の里は何度も行きましたが、おわらの方は一度も行けませんでした、
こんな町並みを雪まぶれの杉玉なんて情緒有過ぎです、胸打たれます歌、楽しみにしております。
Posted by ぴろ at 2007年09月16日 11:56
以前八尾には何回か行きましたが、
仕事のついで旅でした。
だから風の盆には行ったことがないんですよ。

おわらも見たいなと思いますが、
何だか最近は大人気で大変な人出らしいですね。
ちょっとしり込みしてしまいます (-_-;)
Posted by ありがと ぴろさん Joe  at 2007年09月17日 11:02
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