342番 美女うち見れば
『美女うち見れば 一本葛にもなりばやとぞ思ふ 本より末まで縒らればや切るとも刻むとも 離れ難きはわが宿世』(342番)
*美女(びんでう=読みはビンジョウです) *宿世(すくせ)
生涯に この一人! といふ人に出会えることができるなら、この元歌のように
(ふたりは一本葛になり本より末まで縒られて、身も心も一つに・・・)
といふのは理想だなぁ。 この歌はうらやましいほどに純粋。
でも、そのやうにいかないのが世の常のこと。
だから人生面白いともいへます。 ではJoeの一首
かくほどに縒られ捩られ絡まれてみたきものなり美女(びんでう)なれば
なんとまあ、こりゃJoeの浅ましき執念〜〜〜
でも男と言ふものはいつもいつも美女にあこがれて・・・。
昔も今も変りありませんねぇ。俗人のかなしい本性です。
美女って、もちろん容貌や肉体だけのことではありません。
身も心も美しい人・・・なぁんていふと、
どこかの国の首相の抽象的な表現にも似てるなぁ〜〜。
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忙しいと仰りながら頑張っていらっしゃいますね。
何時も拝見しておりますよ・・・。
美女の話になると一段と熱がはいるようで・・・・。
見られましたか (^^ゞ
実のところは旧作の次のように
・後追へばきみのひかがみ眩しかり急ぎたまふなわれは老い人 {06年作)
と、のろまなジジイに過ぎません。オ〜ッホッホッ (^_-)