2007年03月12日

『梁塵秘抄』256番から

256番 どれ近し

『熊野に参るには 紀路と伊勢路とどれ近し どれ遠し 
 広大慈悲の路なれば 紀路も伊勢路も遠からず』(256番)

熊野三山は熊野の本宮・新宮・那智大社の三社を言ひます。
梁塵秘抄のできた時代は熊野詣でが大流行しました。
伊勢神宮より熊野三山のほうが人気があったのですね。

その参詣の道が今世界遺産にもなった熊野古道です。
京からは少なくとも三つのルートがあつたと言はれてをります。
で、山越えの紀州路と東から海岸伝いにくる伊勢路とどちらが近いの?
仏の路だからどちらも遠くないよ〜、という元歌です。


故郷へ帰らむ道はどれ近し 魂のみ空を飛ぶぞ近けれ

Joeの方はそんな信仰の歌ではなく、もっと俗っぽい短歌です。
故郷土佐に帰る路はどれが近いのかと言うんですが、
そりゃぁもう、羽田から空路ですよね。
でもね…… これが気持として、すごく遠〜いのです。
だから仕方なく魂だけが時々夜中に飛んでいきます。

ちょっと付録になりますが、故郷にはいろいろな想いがあります。

きみを見て嬉しき日あり きみを見て苦しき日あり 若かりしかな


この歌はだいぶ以前に詠んだものですが、高校生の頃の思ひ出です。揺れるハート
なんとまあ、感情むき出しのはしたない歌ではありますが、
近代短歌風で結構愛着のある歌なんですよ。

でも梁塵秘抄とは何の関係もないか…すみません _(._.)_



posted by 素浪人Joe at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 『梁塵秘抄』の言葉を借りて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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