2011年11月09日

「潮音」2011年8月号出詠分



    # ennui 
            DSCF6200.JPG
 

   
 
寝返りを打てばくるりと廻る部屋このコスモスにわれは生きをり

    
狭い部屋で寝ている。寝返りを打つと眩暈がする。ボクは三半規管がおかしいので、
     ときどき眩暈がする。場合によっては、寝返りをするだけでくるくる目が廻るのだ。

  

 うた屑の切れつ端だけ噛みつぶしごろ寝してをり気だるき晝を

    
歌が詠めない日はせめて5音や7音の歌の断片でも書いてみる。
     調子が悪いとろくな言葉も出てこない。
 

 青きまま萎びてゆける梅の実にそと指觸れぬ霧雨の庭
 

 坂上る乙女の右の肩に留まる小人
(こびと)よ今日はどこまで行くや

     
ボクが坂を下りて行くと坂の下から若い女性が上がってくる。
       ボクの目には、なんだか彼女の肩に愁ひのこびとが留まつているやうに見える。 

 わが背にも負ぶひてゐたる時ありき孤独と言ふ名の痩せたる小人
 

 
 
    
次の2首は掲載してもらえなかったもの。

 
  
虹靄(にじもや)の身にひろがれる六月の荒れたる庭にねぢ花は立つ
 
  磨り硝子の透ける向かふに佇つ影は背を向け去りしひとに似て憂し

posted by 素浪人Joe at 05:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/234251089
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。