2006年08月31日

題詠100首【001:風】の自注

参加した題詠100首を詠み終えて2ヶ月が過ぎました。
ろくに推敲もしないで、突っ走ってしまったので、読み返してみると恥ずかしい作品も多いんですよね。
題詠100首参加の方々のお歌鑑賞も始めようかと思ってたんですが、
それよりも自作を見直すことのほうが先決。

では、001から始めますね。
 

【001:風】  ふうわりと優しき風を屋根にのせ赤き電車は春へと走る 

                                                                                                               
                                                                          2redtrain.jpg           

いきなり自分を褒めるというのもナンですが、この歌は自分でも気に入ってます。実のところ、この歌ができたから題詠100首に参加する気になったと思うんです。
何人かの方が鑑賞して下さったんですが、一番先に書いてくださったのがこの方のblog「ニ進法の恋」 

>日常の何気ない風景。
>それをいかにして歌い上げるかが成功への分かれ目だと思う。
>「優しき風を屋根にのせ」がなんといってもいい。
>風が吹くのではないのだ、屋根にのせるのだ。
>
>私のふるさとにもかつて赤い電車が走っていた。
>その電車は私の心の中で、今も春に向かって走っている。

このコメントすごく嬉しかったです。こんな催しに初めて掲出して、例えWeb上の掲載とはいえ、とてもいい歌を詠まれる歌人が褒めてくださるんですからね。
でもコメントをよく読んでみると、そうか!って気がつくこともあったんです。

この赤い電車はボクがよく使う京浜急行、三浦半島を南に向う特急電車の情景です。ところが、このかた(makoさん)現住所は長野県です。赤い電車・・・?どうも故郷というのは、所属してらっしゃる短歌の会から判断して、どうも名鉄沿線だなって感づいたんです。しかも、その故郷にはしばらく帰ってないのじゃないかってね。で、故郷への深い思い入れもあるみたい。
そんなことで、ボクの「赤い電車は春へと走る」が、この方の心に少しばかり触れるところがあったのかも知れません。ボクの歌が優れてからお目に留まったとは、だんだん思えなくなって来ました。

(お前どうも素直じゃないなっ!)ってツッコミが入りそう・・・ スンマセン(-_-;)

人様の目に留まったからといって、そう手放しで喜んじゃいけないですね。
ま、自分としては「ふうわりと・・」という擬態語を使うことを決めたとき、よしこれで一首できると思ったんですよ。

屋根に載せて走れるのは、そよそよ吹く風より早い特急電車だから…、なんて自ら理屈っぽく言ってしまっては身も蓋もないか。



この記事へのコメント
こんにちは〜。
このお歌、大好きです。
Joeさんがおっしゃっているとおり、私が鑑賞に書いた「赤い電車」とは名鉄犬山線のパノラマカーのことです。
まだまだ田舎だった故郷を気持ちよさそうにパノラマカーが走ってゆく。
その光景が目に浮かび、琴線に触れました。

このお歌では電車は赤じゃなくちゃいけない、そして季節は春じゃなくちゃいけない。
そうでなければ成功はなかったかも(笑

こんな素敵なお歌を詠まれるJoeさんとお知り合いになれて本当にうれしいです。
Posted by mako at 2006年09月05日 10:03
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