2010年12月13日

「潮音」2010年6 月号掲載分

 

 # 納骨をすませて

 

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横浜市の公苑墓地メモリアルグリーンが抽選で当たつた。
              丁度一周忌に合せて納骨をした。
                   お骨となつてしまつたけど、墓を後にして帰るときは涙が出た。
 

  帰宅して硝子戸にさす日差しを見てゐたら、
  小さな羽虫がちょこまかと動いてゐた。
  こんな小さな虫でも生命があって動けるのは素晴らしいなと、
  時間のたつのを忘れて眺めてゐた…
 

 陽に透ける玻璃戸の内を小さき蟲敏く動けり春きざす朝

 骨壺を降ろせば冷気掌に触れぬ永遠
(とは)にをぐらき部屋の寂しさ

 この暗い室
(へや)にぽつんと残るのか 蓋を閉めずに陽を入れようか

 また來るよそしていつか寄り添つて腕組んで行こ旅の日のやうに

 石の下にきみを残して帰る夕忘れ物したやうな思ひで


 
 
以下は掲載から漏れた作品です。少しごちゃごちゃし過ぎ・・・やはり詩情いまいちだな。


 光の粉撒かれし空の眩しさかはた杉花粉かや涙目を閉づ

 枯れ芝を風吹き抜くる廣き墓地薔薇も芽吹かず鳥も遊ばず

 
 
やっと6月号まできた。もうひと頑張りしやう

posted by 素浪人Joe at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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