2010年12月12日

「潮音」2010年4月号掲載分

       
  
  #楽の音あふる

   
    
      P1030152a.jpg




音楽を詠むのはちょっと難しい気がする。
読者に分からせようと説明的になつたりすると、
うたごころを失つてしまふ。
塚本邦雄なんかいつぱい音楽の歌を詠んでゐるが、
さすがにうまいものだなあと感心する。
お手本にしたいけど、立脚点が違うので参考にならない。


  白梅の満ち薫るごと小堂に楽の音あふる胸熱き午後を

  大人らの中に幼なも混じりゐて弓いっぱいに奏づるバッハ

  晴れやかにモーツアルトのパッセージ小さきホールを駆け戲れる

  チェロ二つ掛け合ひ鳴りて短調
(ミノーレ)のつづれ錦のごときバロック

  街灯のあたたかき黄にひたり行く何時まで続くこの残響は
      
(けやきホ−ルにて)

  
 以下二首は採り上げられなかったもの。 やはり説明的だったのかな、と思ふ。

 
 3
台のヴィオロンが紡ぐコンチェルトわが歌友(うたとも)の美音も冴えて

 会場を出づれど耳に残れるは厚き総奏
(トゥッティ)ブリテンの曲




 
posted by 素浪人Joe at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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