2008年11月11日

『潮音』08年10月号掲載歌

             
    # 曼珠沙華        曼珠沙華


 天高き秋いま来むと人いへどわが上に停まる秋雨前線
              
 秋さればゆする人なき鞦韆
(しうせん)は縊死体のごと影を落としぬ

 しんしんとただしんしんとひろがりて曼珠沙華赫し黙し歩めば

 この世にはあらぬさまにてとび散らふ朝靄のなかひがんばなばな

 わが胸を断ち割れば飛ぶ血潮かと思ひてちぎりぬ曼珠沙華三つ


 ここ2ヶ月以上、ボクはあまり元気が出ない。
 その上、カミサンも不整脈がひどく、寝たり起きたりなのである。
 
 お互い高齢のことでもあるし、不安がつのる。
 歌にもそれが現れるので、鬱陶しい限りだが、そうも嘆いてばかりもゐられない。
 
 日々の買物やキッチン仕事も引き受けて、結構忙しい・・・・

 ・・・それでも、午後からは潮音湘南歌會なので出なければならない。
 
 御大の太田絢子先生は92歳を越えて、なお矍鑠としてゐらつしやる。
 ボクなどまだまだ若輩だ (笑)

 たまゆらのいのちしづかにもえしめよこころのあらし吹くなこの秋

 などと自ら気休めを言つて見るが・・・

 (わた)の血がどろりちりしくひろがりはあなおそろしや鬼となる夢

 こんな夢を見て夜半に起き上がつてしまふこともある。 南無・・・

 今夜も眠れない。




 


ラベル:曼珠沙華 潮音
posted by 素浪人Joe at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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