2008年10月31日

『潮音』08年9月号掲載歌

                       
                        P1090384.JPG

       #ベースボール

 母が縫ひし布のグラブを思い出づ夏の河原の三角野球

 梅雨明けのコバルトの空にこだまして大太鼓鳴る予選球場

 ひとりゐてグラブに球を叩きつく補欠選手の背にも夏来る

 チアリーダー額の汗は飛び散りて声張り上ぐる七回の裏

 打ち損ね球は前には飛ばざれどわが魂碧き遠方に消


 
 野球で夏といへば・・・
・・・高校野球だが、Joeはそれよりも昔河原でやつた三角ベースをまづ思ひ出す。
 
 三角ベースでは、1塁2塁の次が本塁となる。
 だからダイヤモンド形ならぬ三角形のグランドなのだ。
 もちろん、野手もそれなりに少ない。外野も2人とか・・・
 それに河原のごろごろ石のグランドだから、ゴロのバウンドがどつちへ跳ねるかわからない。

 でも結構楽しかつたよ。 母が襤褸切れを集めてグラブを縫つてくれたんだ。


 2首目は最近のこと、甲子園ではなくて地方の予選球場。
 3首目は補欠選手を詠んだもの、これ自分では好きな歌だ。

 
最後の作はJoe自身の象徴だけど、少し気障かな (汗)


 
次の2首はボツになつたもの。「思ひ切れぬ…」の一首なんかお気に入りの作だけどなぁ・・・
  
 思ひ切れぬ駆け引き下手のわれなれば盗塁なんぞしたこともなし
 
 内野席スタンド高く陽を仰ぐ照明塔は人待ち顔に 

 さらに
次は提出後に詠んだもの。追加でここへ上げておく。
  
 逆転はならず俯く四番打者胸の御札を掌
(て)
で押さへをリ
 
 応援の汗飛び散りて虹と消ゆ九回裏も零
(ゼロ)に畢(おは)
んぬ

 
Joeの人生どうも負け癖が付いてをりまして、 
 それをまた楽しんでゐるやうなM的な性格もありまして・・・てへっ(>_<) 


ラベル:潮音
posted by 素浪人Joe at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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