2011年02月17日

新春20首詠選者の評

 「古都逍遙」の選者評 

新春20首詠について、潮音選者の評も載せておく。(敬称略)

過分なお褒めと思ひ、いささか面映ゆい感じもするけれど、
一応記録として転載させていただくことにした。

これを励みに一段と精進したいと思つてゐる。

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 「潮音」平成23年1月号より転載

 妻を亡くし、一人古都を逍遙するといふ一連。感傷的になりがちなテーマであるが佛像や景物と対話するかのように表現された一首一首は感情の抑制された作となっている。読者の心をも落ち着かせてくれる連作である。 (鈴木隆夫)
 
 歌題としては目新しくない旅行詠ではあるが、一首一首に作者の心が読み込まれ、恰も同行の一人になつた思ひで、立ち止り立ち止り鑑賞することが出来た。癒し系の作品である。 (工藤邦男)
 
 少し大まかに流れすぎた歌もあるが、古都のみほとけと故人に静謐感が漂っていてよかった。みほとけの指と頬の間の宇宙、店の女あるじの天平の顔、邪鬼が自分の顔に重なるなどの発見が全体を引き立たせている。 (平山公一)

 古都を逍遙する中で出会ったかそかなものに、しっかり目をとめている。ゆったりと詠まれ、古都の風物との心の通い合いが感じられる。教養のゆたかさにとどまらず、深い洞察力も感じられる。 
 (木村雅子)

 
  


posted by 素浪人Joe at 02:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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