2008年05月11日

鎌倉5首「潮音」5月号

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   鎌 倉  
(「潮音」94-5号掲載5首)

ゆうらりと鳶舞ひてゐる鎌倉の駅の上なる碧き高まり

レース越しに春も入り来て聴いてゐるヴィオロンの音
(ね)のたゆたふサロン

腹切るは此処なりしかと見る矢倉八つ手の暝き色がかぶさる

日はあれど矢倉の奥に届かざり残りの雪に冷ゆる碑
(いしぶみ)

古都に合はぬかはゆき社
 川を背に蛭子神社はひそりと在しぬ

あまた立つ碑が辻説法をしてをりぬ生ける僧にはあらぬかなしさ

春浅い2月、鎌倉で知人のサロンコンサートを聴いたついでに、ぶらぶら散歩した。
滑川に沿つて行き高時の腹切矢倉まで行つてみた。そのときの吟である。


posted by 素浪人Joe at 00:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々に詠ふ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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